2007年 1月〜3月 アニメ講評(個人的主観による)
評価判定
A＋ ： 秀 (非常に優秀であり模範的な作品 たいへんよくできました)
A ： 優 (十分に満足のいく出来栄え よくできました)
B ： 良 (基礎の力はあるので後は努力次第 ふつう)
C ： 可 (お情けだということを肝に銘じなさい がんばりましょう)
F ： 追試 (惜しかったけど残念 もっとがんばりましょう)
G ： 不可 (救済の余地無し ぜつぼうした)
※UHF系アニメの放送曜日はtvk準拠
※前クールからの放送継続作品もあり
※未掲載作品は視聴してないので評価不可能
※同じ評価でも作品ごとに差異があります
※当記事に嘘偽りは一切ございません
[日曜日]
「がくえんゆーとぴあ まなびストレート！」 A
ufotable固有スキル“第二話のジンクス”を見事打ち破り、最後まで一定のクオリティーを保ち続けたことは高評価。ただ、ufotable恒例の超演出は終盤は影を潜めつつも、序盤は頻繁に炸裂。視聴者を( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝとさせることに関してはこの会社が最強。良い意味で“お約束”に昇華させて欲しい。
鋭意制作中の「テイルズオブシンフォニア」と「空の境界」もこの調子で是非頑張って欲しい。OVAと劇場版を同時進行とか物凄いハラハラする。
「Master of Epic The Animation Age」 F
声優無駄遣いアニメとはまさにマスターオブエピックのことである。何でこの程度の作品にあれほどの大御所声優を揃えたのか小１時間問い詰めたい。
というか、このアニメから豪華ベテラン声優陣を抜いたらほぼ何も残らない。残るのはクローバーと金田朋子のコラボレーションのみ。あ、これも声優か。ということは中身など何も無いということだ。オープニング曲はとても良かったと思うよ。
[月曜日]
「ときめきメモリアル Only Love」 C
一時はノリについていけなくて視聴停止してたけど、ゆかりんが登場した回から視聴再開。全体的にこういうアホな話ということを念頭に置いて見てると意外と面白いという真実。でもやっぱ無条件にモテる主人公は見ていて腹が立つので評価はあまり上がらないという事実。
「SHUFFLE! MEMORIES」 C
乳首の見えないSHUFFLE!などSHUFFLE!じゃねぇぞ！！と、誰もが思ったであろう地上波放送用総集編でした。いまいち話が理解できず、中途半端なエロスに悶々としている人はWOWOWでR15指定でやってた本編を見直したほうが絶対にいい。俺が保証する。
最終話の完全新作OVAは笑えるパロネタ満載かつ、エロもなかなか頑張ってたので評価高い。楓のヤンデレはマジヤバイっす。
「Pumpkin Scissors」 B
舞踏会場での決闘シーンがやたら長くてダレたけど、全24話振り返ってみれば面白いアニメだった。話全部終わってから黒幕が明らかになったことを考えると、続編もあるのかな？原作読んでないのでそこんとこは弱い。
俺の中でのAICの評価はますます上がる一方で、GONZOは下降の一途を辿る。
[火曜日]
「DEATH NOTE」 A
話全部分かっているのにそれでもハマっちゃうのがデスノの魅力。アニメならではの演出とかカット割とかで漫画より面白くなってる部分もあるけど、暴走も多い。作画もたまに崩れるし。そんな時にはホルモンを聴こう。
第3クールからは舞台をアメリカに移した第二章がスタート。1クールで原作の最後までやるとすごい圧縮になりそうだけど、大丈夫か？終盤はオリジナルストーリーになるかもしれない。
[水曜日]
「ネギま！？」 F
視聴率がきらレボに遠く及ばず、尚且つDVDの売上も伸び悩み。黒歴史の前作に続いてこちらも完全に失敗作決定。さらに夏には実写ドラマ化も控えているという。赤松＼(^o^)／
“スタークリスタル”とか“闇”とか厨臭い単語のオンパレードに大きなお友達は興醒め、各所に大量に仕込まれたパロディネタは小さいお友達には理解不能。作画陣が途中から「ひだまりスケッチ」に流れたこともあって、クオリティも不安定。良かった点は3-Aの31名全員が出番を与えられていたことくらい。
第1話〜第3話の対エヴァンジェリン戦のように、原作の要所要所を再構築して作った方がウケたと思うんだがね。駄目だこのアニメ、早く何とかしないと･･･ってスタッフ誰か気づけよ。
「Project BLUE 地球SOS」 C
前にAT-Xでやってたのを地上波で再放送。小松崎茂の画は昔よく見てた記憶があるので、それっぽいSFメカが登場する度に懐かしかった。
タイトルとかでは子供向けな感じがするけど、大人な観賞にも充分耐えうる。人死にすぎだからねこのアニメ。コードギアスとか目じゃないほど毎回死者出杉。超科学を擁する異星人との戦争が如何に恐ろしいかがよく分かりました。ご都合的なのは空想科学超大作だから致し方ない。
「武装錬金」 A
斗貴子さんの太ももにこのアニメの全てが凝集されていると言っても過言ではないこのフェチズム的論理展開から求めだされる結論。普通に面白かったけどね。原作が打ち切りくらったとは思えないくらい。こういう熱血ヒーロー系作品に関してはベタではなく、王道と呼ぶべき。
制作会社のXEBECはネギまの黒歴史を作ったことで有名だが、ブソレンで汚名返上出来たんじゃないかな。「機動戦艦ナデシコ 」と「宇宙のステルヴィア」作ったんだから地力はかなりある。来クールは得意のSF作品「ヒロイック・エイジ」でハラワタをブチ撒けろ！
[木曜日]
「銀魂」 A
前々から好きだったけど以前にも増してさらに好きになってきた。どうみても杉田智和の影響です。本当にありがとうございました。
どこがツボかと言えば、全部。たまに真剣なこと言われる逆に白けるので、ギャグ路線を突っ走ってくれ。
「のだめカンタービレ」 B
のだめがここまで変人だとは思いませんでした。原作もドラマも見てなかったので、初見時の衝撃は凄かった。つか、よく考えたらまともな人間など殆ど出てこない件。ぼぎゃー。
愉快なキャラクターたちを見てるのは面白いんだけど、肝心のオーケストラ演奏シーンが止め絵ばっかなのが微妙。動いてると思ったらCG使ってるし。J.C.STAFFはこれだから好きになれない。すごい主観的だけど許してプリごろ太。
「カレイドスター スペシャルセレクション」 C
名作「カレイドスター」を枠の埋め合わせに使うとはけしからん。しかも傑作選だから話と話が飛び飛びで見てて不可解。どうせ再放送するなら全話やってくれ。
「Saint October」 B
児童向けと見せかけて大きなお友達を的確にフィッシングするコナミの新戦略型アニメ。「おとぎ銃士 赤ずきん」よりはその二面性は小規模ではあるが。
もう見なくていいかなーって思った時に、エンディングで小林ゆう他主演声優3名によるコスプレPVが流れた。的確だぜコナミさん。DVD特典なんて言わずにCDに付けてくれ、頼むから。
ネルケプランニングということで、声優の演技は気にしたら負け。もっとも、「涼風」の酷さとは比べ物にならないくらい上手いけど。
「ひだまりスケッチ」 C
全体的にメリハリが無いので見てて眠くなる。大笑いできるでもなく、退屈というわけでもない。またーりsage進行的なものか。原作の味は出てると思うけど、4コマ漫画のアニメ化は難しい。
「ネギま！？」からスタッフ搾取してるので凝った作りにはなっている。随所に新房テイストが滲み出たアニメでした。
「Venus Versus Virus」 G
原作コミック読んだときから、これは下手したら駄作になるなー、と思ってたけど「つよきす Cool×Sweet」のスタッフは期待を裏切りませんでした(涙)
まずOPからセンスを感じない。あれだけカッコイイ曲使ってるのに何だこのシケたカットは。登場人物全員出せばいいってもんじゃない。ヒロイン2人が手を繋ぎ合おうとして飛んでるシーンには寒気がした。本編も戦闘シーンに迫力がない。主人公のルチアに弱体化パッチ当ててどうする。見てて全然盛り上がらないだろ。
このアニメをきっかけにスタジオ雲雀はブラックリスト入り決定。
「すもももももも」 F
冒頭の“子作りしましょ！”が無くなったことでのパワーダウンは否めない。オープニングは買えるべきではなかった。同じ人が歌っていても落差は大きい。内容もとりあえずエロけりゃよかったのに、変に真面目な話に持ってくから困る。
22話という半端な話数で終わったけど、DVDには後日談でも収録されるのかね。
「Kanon」 A
「CLANNAD」の予告に全て持ってかれたので祐一並に記憶障害発生。作画・演出は神を超えていた。さすが京アニ様だ、モノが違うぜ！
前にも書いたけど、奇跡のバーゲンセールはどうかと思う。秋子さん回復にはもっと時間を割いて欲しかった。前作の東映版同様、名雪はスポットが当たらず不憫な子。ま、原作でも名雪ルートは大して印象に残る話じゃなかったけどね(笑)
[金曜日]
「コードギアス 反逆のルルーシュ」 A+
解読不能の面白さ、コードギアス！唯一A+つけた作品というか、コードギアスを別格で評価したい為にA+を設けたと言った方が正しい。ただ、未完で放送終了とか視聴者舐めすぎだろ、常識的に考えて･･･。
夏に24話＆25話やって、秋から第二期スタートと考えるのが妥当かな。4月から始まる新番組見たらコードギアスのこと忘れる、に10オレンジ。
[土曜日]
「おとぎ銃士 赤ずきん」 C
午前9時ではなく、深夜33時というのが正しい。ここまで露骨だと逆にコナミって凄いと思えるから不思議。コナミ、恐ろしい会社･･･！
実は最終回まだ見てないので何とも言えないが、33話でグレーテルが仲間になった時は全力で喜んだね、俺は。
「ひまわりっ！！」 G
第二期が作られるほど人気があったのか俺には分からない。多分誰も分からない。とりあえず4話くらいまで見てみたけど駄目だ、ちっとも面白いと思えない。前作に引き続きヒロインの棒読みっぷりがこのアニメの売りなんだけど、そんなのを喜んで聞くほど俺はマゾじゃないで御座る。
「京四郎と永遠の空」 B
過去作の介錯キャラが出てくるので俺みたいなファン必見。真面目にギャグなことばっか繰り広げているので面白かった。特に台詞回し。“拝啓、わたしの王子様”って言いすぎﾜﾛﾀ。あの恋文を毎回考えている脚本家の人は素晴らしい。そして、男女問わずほぼ毎週必ずシャワーシーンがあることに監督をこだわりを見た。TNKは意外とやってくれます。
ラスボスの変態っぷりに気を取られて終盤のストーリーを憶えていない。声がオレンジの中の人なので余計ﾜﾛﾀ。
最後に、この作品は「神無月の巫女2」ではないのでお間違えないように。
「月面兎兵器ミーナ」 C
放送時間変わりまくりでまともに見れた回が少ない。録画失敗の連続で。色々とネットワークを利用すれば補完できるけど、そこまでして見るほど面白くもなく。見所と言えば、よく揺れるおっぱいと、GONZOお得意の無駄に手の込んだCG。
これから始まる井上麻里奈のサクセスストーリーの序章と思えばいい。そういえば「電車男」全く関係なかったな。
[総評]
このアニメの中に奈々さんが出ている作品が一つもありません。悲しい。その分、4月からの新番では5作品くらいに主演＆出演するので、この半年間待ってた甲斐があるというもの。総評になってないけど以上。
[反省点]
今クールは見てた作品の数が比較的少なかった。地上波以外は全然チェックできなかったので、4月からもっと頑張る必要あり。
また、この講評は上から順に書いていったので、後半はスタミナ不足によりクオリティーが低くなっている恐れがあります。鋭意修正していきますので何卒ご堪忍を。
