王とは孤高なるや否や?

Fate/Zero』Vol.2、やっとの思いで読了。
買った日に全部読んで置けばよかったと過去を後悔してしまうくらいの面白さ。然り。
やはり、全ての事象はFate/Zeroの前には後回しになる他ない。否。しなくてはならない。
今日の一限の授業はFate/Zeroを読むために出席したようなものだ。然り。



ここから先ネタバレ解禁。
にしてもライダー凄すぎ。正直憧れる。今のところ、セイバーを余裕で押しのけて完全に主役。
二巻の1番の見所はやっぱりアサシンに二つ目の宝具をブチかますシーンで決まりでしょ。この部分は何度読んでも心打たれる。
必殺技の口上を見て泣きそうになるとか初体験。

肉体は滅び、その魂は英霊として『世界』に召し上げられて、それでもなお余に忠義する伝説の勇者たち。
時空を越えて我が召喚に応じる永遠の朋友たち。
彼らとの絆こそが我が至宝!我が王道!
イスカンダルたる余が誇る最強宝具──『王の軍勢』(アイオニオン・ヘタイロイ)なり!!

かつてイスカンダルと共に世界の果てを駆け抜け、死して尚もイスカンダルに忠義を誓う勇者たちの軍勢そのものが宝具という。
彼らは一騎一騎が英霊であり、この宝具は“独立サーヴァントの連続召喚”を成す。あの『王の財宝』(ゲート・オブ・バビロン)に匹敵するランクEX対軍宝具である。
この宝具の発動と同時にライダーの周囲には「固有結界」が出現。魔術師でないライダーにそれが可能なのは、それがライダーだけの心象でなく、召喚された者たち全てが心に焼き付けた“全員の心象”だからだとか。


最後まで臣下の支持を得られなかったセイバー(アーサー王)との対比が効いてて、余計にライダーの勇姿が映えている。男なら何も言わずにライダーだ。
理想の王として君臨した彼女が最後まで手に出来なかったのは「宝具の域にまで達する臣下との絆」だった、ということ。
セイバー、ライダー、アーチャーと、三者三様の“聖杯への願い”を語り合った酒盛りの場面では、セイバーの王としての未熟さが目立っていた。
ブリテンの復活を祈願するセイバーに対し、アーチャーは「道化だ」と下品に笑い続け、ライダーは、「歴史を覆すことはともに時代を築いた全ての人間への侮辱だ」と叱責する。
最初、自らの王道を譲らなかったセイバーも、「貴様は民を“救う”だけで“導く”ことをしなかった」というライダーの一言に、かつてのカムランの丘を思い出し言葉に詰まってしまう。
そこでアサシンが乱入してきて宴はお開きになってしまうのだが、結局セイバーの考えは変わらなかったようで。この“呪い”を解くのは10年後の士郎くんの役目。


アサシンが敗退し残り6体になったサーヴァント。
キャスターの真名はジル・ド・レェで確定。宝具は『螺湮城教本』(プレラーティーズ・スペルブック)。しかしこいつはマジで基地外の外道だ。平気で子供の頭を握り潰すわ、大量に部外者を惨殺するわで。マスター共々はやく死ねばいいのに。
バーサーカーは以前正体不明。二巻では出番無かったが、一巻でセイバーを見た途端暴走しだしたことを考えると、アーサー王とは何かしらの接点があるのか―。口絵から予想するとランスロットだったりして。

ちなみに。ランサーは無事だけど、そのマスターのケイネスは切嗣に負けて半身不随に。動けない彼に代わって、許嫁のソウラが半ば強引にマスターに。黙って令呪くれなかったらその右腕をちょん切るわー、とかかなりキテル^^
綺礼は二巻からその人間離れした強さを発揮しつつある。流石、10年後にアサシンと互角に戦える身体だな。
アイリスフィールは綺礼に負け、黒鍵で腹を串刺しにされて危険だったんだけど、そこで出てきたのが『全て遠き理想郷』(アヴァロン)だった。既にアイリの身体に封入されてたとはね。義理の息子もその力のおかげで何度も助かる予定。


次の三巻では、結末から考えて、ランサー・キャスター・バーサーカーあたりが退場することになるかと。
こんな格好いいライダーも、最後はアーチャーに倒されてしまうという事実を恨みつつ、約3ヶ月耐え忍びます。
思い返すと、二巻でアーチャーは酒しか飲んでないなw



・今日の買物

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明日休みだからまったり眺めよう。